メルマガの到達率・開封率を高めたいならSMSで配信してみませんか?
SNSが普及した現在でも、メルマガというコンテンツの需要が無くなったわけではありません。メルマガは消費者や企業の情報収集として大きな役割を担っています。そんなメルマガですが、「メルマガはeメールに送信するもの」と思ってはいないでしょうか?実はメルマガはSMSでも配信することができます。しかもeメールに比べ、SMSの方がより多くの人に見てもらえる可能性が高いのです。 ここでは、メルマガの配信効果や、SMSでメルマガを配信した場合について、詳しく解説します。
メルマガの配信効果はまだまだあります
「メルマガ配信の効果があったのは一昔前の話で、今はもう効果がない」と言われることがあります。しかし、メルマガは今でもマーケティングの手段として有効であることは間違いありません。メルマガ配信を行うことで、顧客への定期的なアプローチの機会を持つことができるだけでなく、認知度を高めることもできます。多くの顧客に対して手軽にアプローチできるところがメルマガの大きなメリットなのです。 VmailBlogが2017年に行ったメルマガに関するWEB調査によると、「登録しているメールマガジンがありますか?」という質問に「ある」と答えたのは全体の89.4%でした。また、「登録しているメールマガジンは、読んでいますか?」という質問に「届いたものの中で興味のあるものだけ読む」と答えたのは65.3%です。メルマガは、興味を持ってくれた顧客には高い確率で読んでもらえるということがわかります。
登録しているメールマガジンは、読んでいますか? | |
---|---|
届いたものの中で興味のあるものだけ読む | 65.3% |
届いたものは全て必ず読む | 11.8% |
登録しているメールマガジンはない | 10.1% |
気が向いたときにまとめて読む | 8.2% |
ほとんど読まない | 4.6% |
そして、上記と同じ調査結果によると、「企業からの情報をどこから入手していますか?」という質問に、37.4%の人が「メルマガ」と答えています。顧客は企業からの情報を、メルマガから主に入手していることがわかるでしょう。また、「LINEから企業の情報を入手している」という回答は約25%にとどまっています。最近はSNSが普及していますが、情報収集のツールとして利用するには、まだまだ最適とは言えないことがわかります。
企業からの情報をどこから入手していますか?【複数回答可】 | |
---|---|
メールマガジン | 37.4% |
LINE | 25.5% |
企業サイト | 18.4% |
9.4% | |
7.6% | |
その他 | 1.7% |
以上の調査結果より、メルマガ配信の効果は以前より下がっていたとしても、依然として情報配信の中心としての役割を担っていることがご理解いただけたでしょう。
メルマガは「到達率」と「開封率」が課題
一方で、eメールに送られるメルマガの「到達率」や「開封率」がそれほど高い水準ではないことも事実です。 「到達率」・「未達率」とは、送信したメルマガがどのくらい受信ボックスに届いたか・届いていないかを表す指標のことです。例えば、Googleなどのインターネット・サービス・プロバイダにブロックされたり、迷惑メールフォルダに入ったりした場合、「未達」となり到達率が下がります。メルマガの未達率は一般的に約3%(※1)が平均と言われています。つまり1000件配信しても、そのうち30件程度はメールボックスに届いてすらいないということです。 また、「開封率」とは、届いたメールがどれくらい読まれたかを示す指標のことです。メルマガの開封率は一般的に約20%(※2)が平均と言われています。「そんなに少ないの?」と驚く人も多いでしょう。上記の到達率と合わせてみると、1000件配信した場合、30件は未達。到達しても見てもらえるメールはわずか200件弱ということになります。
【平均値を元にした具体的な配信数の想定】
合計 | 未達 | 到達 | |
---|---|---|---|
未開封 | 開封 | ||
1000件 | 30件(未達率3%の場合) | 776件 | 194件(開封率20%の場合) |
では、どうすればより多くの人に見てもらえるのでしょうか。開封率を上げるために、「件名のつけ方」「内容の精度」「配信頻度や配信時間帯」を工夫するという手法が、多くのメルマガ配信サービスで提案されています。しかし、これらの手法では開封率が飛躍的に上がるわけではありません。そこで、到達率・開封率を確実に上げるために、SMSでメルマガを配信するという手法があります。高い到達率と開封率を実現できるSMSを、メルマガ配信の手段として試してみる価値はあるでしょう。
※1 SB C&S株式会社MarketingBank「メルマガの不達率ってどれくらい?メルマガ数値レポート2016年版④~バウンス率編~」より
※2株式会社ラクス「業界別メルマガの開封率とクリック率の目安って?効果測定の正しい方法とは」より
高い到達率・開封率を誇るSMSで、メルマガを配信してみませんか
メルマガに配信効果はあるものの、到達率・開封率の低さが課題であることがわかりました。実はSMSならその課題を解決することが可能なのです。高い到達率・開封率を誇るSMSを利用すれば、eメールに配信する際と同じリソースで、より多くの人に見てもらうことができます。
メルマガを「SMSで配信する場合」と「eメールで配信する場合」の違い
では、メルマガをSMSで配信する場合と、eメールで配信する場合の違いについて簡単に説明します。
到達率 | 開封率 | 文字数 | デザイン性 | 手軽さ | 配信レポート | |
---|---|---|---|---|---|---|
eメール | × | × | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
SMS | ◎ | ◎ | × | × | ○ | ○ |
SMSはメルマガに比べ、デザイン面では劣りますが、高い到達率・開封率を実現します。見た目よりも、多くの人に見てもらうことを優先する場合には、SMSは最適であると言えるでしょう。SMSでメルマガを配信するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
メルマガをSMSで配信するメリット
メルマガをSMSで配信するメリットのひとつに「到達率の高さ」があります。SMSはほぼ確実に届くと言われており、中には到達率99.9%(※1)を誇るSMS配信サービスもあります。ではなぜこんなに到達率が高いのでしょうか。その理由に「電話番号を変更する人が少ないこと」「電話番号を着信拒否設定にしない限り届くこと」「迷惑メールフィルタに引っかかりにくいこと」などがあります。頻繁に変更が起こりうるメールアドレスとくらべ、電話番号が変わることはなかなかありません。最近では、携帯のキャリアを乗り換えても、電話番号の変更をしなくて済むようになりました。また、eメールでは自動的に迷惑メールボックスに振り分けられてしまうものも、SMSなら着信拒否設定にしない限り、届けることができるのです。
もうひとつのメリットは「開封率の高さ」です。開封率が高い理由のひとつが「通知設定」です。eメールの平均受信数は1日に10~20件と言われています。あまりにもたくさんのeメールが届くので、eメールの受信通知をOFFにするのはよくあることでしょう。それに比べ、SMSの受信数は多くても1日に1~2件程度です。あまり届かないSMSの受信通知をOFFにしている人はかなり少ないと考えられます。実際に、57.8%の人がSMSのプッシュ通知を常時ONにしており、また69%の人が「通知がきたらすぐに気づくようにしている」と答えています。普段あまり受信しないSMSが届くと驚き、すぐに開封してメッセージを読む傾向にあるのです。
(※2)
※1 株式会社メディア4u:メディアSMS
※2 自社調べ(調査方法:インターネットアンケート、対象者:20代から60代以上までの男女492人)
メルマガをSMSで配信するデメリット
メルマガをSMSで配信するデメリットとして、「文字数の制限」と「デザイン性の低さ」があります。SMSでは一般的に70文字や670文字などの文字数の制限があります。文字数がほぼ無制限のeメールに比べると、載せられる情報量に限りがあるのです。また、eメールでは「HTMLメール」と言い、画像や装飾を施し、デザイン性の高いメッセージを作ることができます。一方で、SMSは基本的にテキスト以外は送信することができません。
文字数制限のあるSMSを有効活用する方法
では、SMSのデメリットはどのようにカバーできるのでしょうか。各SMS一斉送信サービスでは、短縮URLを発行できる等、文字数制限をカバーできる機能が充実しています。また、長文のメルマガの方が効果があるとは限りません。あまりにも長いメルマガでは効果が下がることもあります。読者が疲れてしまったり、何を伝えたいのかわからなくなってしまったり、コンテンツのクオリティが低くなってしまったりしてしまうのです。SMSならではの、コンパクトで伝わりやすいメッセージを配信することで、開封してもらい、かつ内容まで目を通してもらえるのではないでしょうか。
また、SMS送信サービス「メディアSMS」では国内キャリアすべてと直接接続を結んでいるため、すべてのキャリアで最大660文字までの長文化が可能です。これにより、SMSの強みである高い到達率と開封率を維持しながら文字数制限というデメリットを軽減し、より効果的なメルマガやマーケティング戦略を実施することができます。
まとめ
- 今日もメルマガの配信効果は認められており、企業に関する情報収集の手段として最も活用されています。
- メルマガの課題は「到達率と開封率の低さ」にありますが、SMSならその課題を解決することができます。
- メルマガをSMSで配信するデメリットに「文字数制限とデザイン性の低さ」がありますが、それをカバーする機能が充実しています。